(平日9:30-18:30)

【管制業務70%削減】10拠点を一元管理する大手警備会社のDX推進成功事例

株式会社イー・アール(茨城県本社)
株式会社イー・アール(本社:茨城県牛久市)

課題

  • ホワイトボードと電話に依存したアナログな管制業務

  • カスタマイズされた旧システムのアップデートが止まり、操作性やスマホ非対応が課題

  • 各拠点の状況が見えず、業務負荷や稼働状況の把握が困難

解決策

  • KOMAINUで管制業務・勤務指示・隊員連携をクラウド化

  • 現場に合わせたUIと直感的な操作性でスムーズな定着を実現

  • 拠点ごとの情報を「中央管制センター」で一元管理

効果

  • 管制業務の7割を削減(業務全体の約3割)

  • 上下番の電話が激減し、現場・本部双方の負荷を軽減

  • ブラウザでどこからでも管制業務が可能

  • 平均年齢70歳の隊員でも活用、現場のストレスも大幅に軽減


株式会社イー・アールは、約800名の隊員と10拠点を擁し、交通誘導警備、店内保安警備、施設警備、巡回警備などの警備業務を提供しています。

業務の属人化や情報連携の非効率といった課題を背景に、クラウド型オールインワン警備業システム「KOMAINU 」を導入。拠点間の情報共有の強化や、上下番連絡の簡略化、勤務指示の可視化など、業務全体のDXを推進しています。

今回は、導入の背景や選定理由、現場と本部の業務に生まれた変化について、株式会社イー・アールの森田さん、小野さんにお話を伺いました。


電話中心の運用からの脱却が急務だった

――KOMAINU導入前は、どのような課題がありましたか?

森田さん:一言で言えば、「気合と電話」で成り立っていた状況でした。旧来のオンプレミス型システム(他社のツール)を当社向けにカスタマイズして使っていたのですが、10年前のバージョンでアップデートも一切されておらず、実績入力と給与計算のみを使用していました。

隊員配置については、完全にホワイトボードと電話によるマニュアル管理でした。10拠点×365日、毎日繰り返される隊員とのやりとりもすべて電話。まさにスーパーマニュアル対応」で、業務の非効率さが大きな課題でした。

――それを支店長の気合で……。

森田さん:はい、体調不良でも誰かが対応するという…。でも、正直これが警備業界のスタンダードであり、他社も同じような運用が多いと思います。

株式会社イー・アールの森田さん
株式会社イー・アールの森田さん
KOMAINU導入前は、10年以上アップデートされていない旧システムを使用し、給与計算以外はホワイトボードと電話によるマニュアル運用が中心。10拠点で毎日繰り返される電話対応は非効率で、属人的な運用が常態化していた。業界全体としても同様の課題を抱えている企業が多い中、運用改善は急務だった。

上下番の電話が激減、管制業務は7割削減

――KOMAINU導入後の効果はどのように感じていますか?

森田さん:まず、上下番の電話が劇的に減りました。以前は電話がつながらないことでストレスがたまり、折り返しや伝達ミスも日常茶飯事でしたが、それがほとんどなくなりました。

また導入前には全社的な業務調査も実施しました。その結果、全体業務のうち約50%が管制に関わる業務で、それを10拠点でそれぞれ行っているという、非常に非効率な状態だったんです。

そこでKOMAINU導入にあたって、「管制業務のうち7割程度は、中央集約によって効率化できるのではないか」という仮説を立てて進めました。上下番の報告や勤務指示など、これまで電話中心だった業務をシステムに置き換えていく中で、その仮説が現実になりつつあります

現在の見込みでは、全社業務のうち約35%の削減が可能になると考えています。

――それは大きな成果ですね。

森田さん:さらに、「家からでも対応できる」ことも大きいです。出勤しなくても勤務調整ができるようになり、柔軟な働き方も実現しつつあります

DX化に成功し、一切使われることがなくなったホワイトボード
DX化に成功し、一切使われることがなくなったホワイトボード
KOMAINUの導入により、上下番に関する電話連絡がほぼゼロに。これまで管制業務にかかっていた時間も全社で見直した結果、業務全体で約3割の削減を実現。出勤せずに対応できる環境も整い、柔軟な働き方の推進にもつながっている。

誰でも使える設計で、平均年齢70歳でも定着

――現場の方の反応は?

小野さん:正直、最初は「スマホを使いこなせるだろうか…」という不安もありました。平均年齢は70歳近くですし、経営側としても心配していたんです。でも、いざ導入してみると想像以上に順応が早くて。1回の研修でほとんどの方が使いこなせるようになり、あっという間に9割くらいは定着しました。

家族とメッセージアプリを使っている方も多いので、KOMAINUの操作も抵抗なく馴染めたようです。実際、「会社に電話しなくていい」「勤務予定がすぐ見られる」といった喜びの声がたくさん届いています。

上下番もボタンを押すだけで完了。電話がつながらないストレスからも解放されて、心理的にラクになったという声も多いですね。

――現場の空気が変わったのですね。

小野さん:はい。また、翌日の配置状況もすぐに確認でき、誰と一緒に勤務するかも分かるので、変更にも即座に対応できます。「言った・言わない」問題も記録が残ることでなくなりました。

株式会社イー・アールの小野さん
株式会社イー・アールの小野さん
KOMAINUは直感的な操作性で、平均年齢70歳のスタッフも1回の研修で定着。上下番もワンタップで完了し、現場の電話ストレスが大幅に軽減。勤務予定やメンバー確認も簡単にできるようになり、情報共有のミスも減少した。

中央管制センターとしての一元管理が可能に

――KOMAINUでお気に入りの機能があれば教えてください。

森田さん:やはり一元管理です。以前は各支店に電話をしないと現場状況が分からなかったのが、今はどの拠点もWeb上で見えます「中央管制センター」が現実になったと感じています。

電話本数も1拠点あたり月2000件近くあったのが、ほぼゼロに。負担もストレスも激減しました

中央管制センターでは12拠点にわたる広域な運営体制の中、管制業務や隊員の勤務指示、各拠点との連携など、多岐にわたる業務を日々支えています。
中央管制センターでは10拠点にわたる広域な運営体制の中、管制業務や隊員の勤務指示、各拠点との連携など、多岐にわたる業務を日々支えています。
KOMAINU(コマイヌ)を使って複数拠点の管制業務を行なっている様子
KOMAINU(コマイヌ)を使って複数拠点の管制業務を行なっている様子

導入の決め手は「使いやすさ」と「進化性」

――KOMAINU導入の決め手は何だったのでしょうか?

森田さん:当初は6社ほどのシステムを比較検討しました。実際に商談を行い、機能やUI、対応力などを見比べた結果、最終的にKOMAINUに絞りました。

KOMAINUについては、ジャガーノートの平井さんにも社内でデモをしていただき、現場のスタッフを交えて評価しました。その結果、「これなら現場でも使える」と満場一致で決まりました。

インタビューをするジャガーノート平井
インタビューをする平井

――評価のポイントは?

森田さん:直感的に使えるUIと、アップデートや機能改善に柔軟に対応してくれる姿勢、そしてサポート体制の厚さです。特に「会社によって独自仕様にせず、共通基盤の中で要望を叶える」という考え方に共感しました。

――旧システムとの違いも大きかったと。

森田さん:はい。他社のツールはスマホ未対応、古い管理画面、ライセンス制限もあり、各拠点に専用PCを置く必要がありました。その点、KOMAINUはブラウザさえあればどこからでもアクセスできる。導入前と後でまったく世界が変わりました。

複数のシステムを比較検討した結果、現場でも使いやすい直感的なUIと、柔軟なアップデート対応を評価しKOMAINUを導入。スマホ対応やライセンスフリーの環境も決め手となり、業務の在り方が一変した。

今後の展望

――今後の展望を教えてください。

森田さん:クライアントが直接案件を予約できるような、もっとライトな営業支援機能があれば理想です。

小野さん:今後も更なるUI/UXの改善を期待しています。今後も直感的に、誰でも使えるプロダクトであってほしいと思います。

――ありがとうございました。今後も皆さまの声を取り入れ、KOMAINUの進化を続けてまいります。

【株式会社イー・アールについて】
株式会社イー・アールは茨城県(牛久市・水戸市)・千葉県(柏市)・東京都(台東区・八王子市)・埼玉県(さいたま市)・栃木県(小山市)・神奈川県(横浜市)・群馬県(太田市)に拠点をおき、「交通誘導警備」をはじめ「イベント警備」「駐車場警備」「店内保安警備」「施設警備」等、様々な警備分野での『安心と信頼をテーマに』企業様・お客様の安全を守る総合警備会社として活動しております。
今回取材協力をいただいた株式会社イー・アールの森田さん、小野さん
今回取材協力をいただいた株式会社イー・アールの森田さん、小野さん